美容室でトリートメントをしてツヤツヤサラサラになった、という経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

では、美容室のトリートメントで髪のコンディションを良い状態に保つためにはどれくらいの頻度で通ったらよいのでしょうか。

この記事ではサロントリートメントの最適な頻度や長持ちさせるコツをご紹介します。

サロントリートメントと自宅のトリートメントの違い

自宅のトリートメント

ホームケアで行うトリートメントは主に髪の一番外側のキューティクルに作用するタイプが大半です。

自宅用のトリートメントは自分の好きな時にトリートメントができ、美容院に行く必要もなく自分で選んだトリートメントを複数試すことも可能です。

デメリットは一度傷んでしまった髪はホームトリートメントでは健康な状態に戻ることはありません。

そのため、高価なトリートメントを使用しても、カラーやパーマを繰り返していると髪へのダメージは改善されず、美髪を保つことは難しくなってしまいます。

自宅でのトリートメントがおすすめの方

・美容室でトリートメントする時間のない方
・髪へのダメージが少ない方
・自分のタイミングでトリートメントしたい方
・トリートメントの費用を抑えたい方
・お風呂でトリートメントしたい方

サロントリートメント

一方、美容室の多くはトリートメントにはシングルトリートメントのほか、システムトリートメントを取り入れています。

システムトリートメントは、髪の内部補修と外部補修、キューティクルに効果があります。

システムトリートメントは数種類のトリートメントを複数回に分けて重ねていくトリートメント。

3～5種類のトリートメントを重ね付けることで髪に補給する栄養分の種類も量もホームトリートメントとは大きく異なります。

また、システムトリートメントのトリートメント剤は市販のものよりも分子が小さくダメージヘアに出来たダメージホールをしっかりと埋めることが可能で高い補修効果を持っているのです。

サロントリートメントがおすすめの方

・髪のダメージが強い方
・カラーリングやパーマをした直後の方
・トリートメント効果を持続させたい方
・セルフトリートメントが面倒な方
・自分の髪質や髪のダメージに合ったトリートメントをしたい方

美容室のトリートメントの頻度は月に1回程度がベスト

サロントリートメントは月に1回がおすすめ

美容室でのトリートメントは月に1回がおすすめです。
特にはじめて施術する場合は半月程度から1ヶ月程度の頻度で行うことで効果を実感しやすくなります。

その後定期的にトリートメントした場合はダメージが少なければ2ヶ月程度に1回程度の頻度でも良いでしょう。

ダメージの状態によっては頻度を高くする

ダメージが強い髪の毛の場合は、3週間程度に1回など、トリートメントの頻度を高くした方が良いでしょう。

しかし、髪質改善トリートメントのような髪に負担がかかる施術の場合はトリートメントの頻度を高くすると逆に髪にダメージを与えてしまうので注意が必要です。

髪の状態を担当スタイリストさんに見てもらいながら頻度を決めるようにしましょう。

ヘアカラーやパーマをしたときにはサロントリートメントを行うのがおすすめ

ヘアサロンでカラーやパーマをしたときは、一緒にトリートメントを行うのがおすすめです。

ヘアカラーやパーマをした髪は薬剤の影響でダメージを受けやすいアルカリ性に傾いた状態になっています。
美容室でトリートメントをすることで髪を正常な弱酸性の状態に改善することが可能です。

ヘアカラーやパーマの持ちを良くするためにもトリートメントはセットで行うと良いでしょう。

サロントリートメントを長持ちさせるコツ

せっかく美容室でトリートメントしたならサラサラツヤツヤの状態を長持ちさせたいですよね。
サロントリートメントの効果を長持ちさせるためには毎日のお手入れにちょっとしたコツがあります。

頭皮と髪に優しいシャンプーを使う

トリートメントの効果を保つためには優しい洗浄力で髪や頭皮のうるおいを守ることが大切。

シャンプーによっては洗浄力が高いものもあり、髪や頭皮に必要な油分まで洗い流してしまい、トリートメントの効果も半減してしまいます。
できるだけ優しい洗浄力でうるおいを残しながら洗い上げる「アミノ酸系」のシャンプーがおすすめです。

正しい方法でシャンプーする

シャンプー方法も同様で、ゴシゴシ洗ってしまってはせっかくのトリートメント効果が薄れてしまいます。

シャンプー前にはブラシで軽くブラッシングすると汚れを落としやすくなります。
お湯で予洗いした後、手の平で十分に泡立てたシャンプーで地肌をマッサージするように洗います。

ダメージを受けやすい毛先は撫でるように優しく洗いましょう。

自宅でトリートメントを行う

サロントリートメントは内部補修成分に加えて手触りやツヤを良くするためのコーティング成分が含まれています。

サロントリートメントの後そのままにしていると、髪の表面を覆っているコーティングが取れ、髪内部の栄養成分が流れ出てしまいます。

これを防ぐ為に毎日のホームケアでインバストリートメント（洗い流すトリートメント）とアウトバストリートメント（洗い流さないトリートメント）を行い、髪の表面をコーテイングすることが大切です。

髪はすぐに乾かす・ドライヤーを使うときも要注意

髪を塗れたまま放置すると髪の水分が抜けてしまい、ダメージの原因となりますので髪はすぐにドライヤーで乾かします。

とはいえ、ドライヤーの熱も髪にダメージを与えます。
正しくドライヤーを使ってダメージを防ぎましょう。

しっかりタオルドライをした後アウトバストリートメント付け、強温風で髪の根元から乾かします。
8割程度乾いたらブラシを使って弱温風でブローします。

最後に冷風でブローするのがコツ。
冷風を当てることでキューティクルが引き締まり、栄養成分の流出を防ぐことができます。

ドライヤーの熱によるダメージが特に気になる方はヒートプロテクション効果のあるアウトバストリートメントを選ぶようにしましょう。

定期的なサロントリートメントで美しい髪を維持しましょう

サロントリートメントの適切な頻度や長持ちさせるコツをご紹介しました。
サロントリートメントは定期的に行うことできれいな髪を持続させることができます。

一般的には月に1回の頻度で行うのがおすすめですが、髪の状態を担当スタイリストさんに見てもらい、相談して頻度を決めると良いでしょう。