美容室でシャンプーなしのカットのみで依頼したら迷惑?美容師さんに嫌な顔をされる?といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

また、カット、カラー、パーマと施術ごとに違う美容室に行ってもいいの?と思っている方も少なくないでしょう。

結論から言えば美容室ではシャンプーなしのカットのみでも問題ありませんし、施術ごとに美容室を使い分けても大丈夫です。

このページでは美容室でカットのみでもOKな理由、施術ごとに美容室を分けても良い理由をご紹介します。

美容室でシャンプーなしのカットのみでも大丈夫な理由

カットはシャンプーをしなくてもできるため

カラーやパーマは薬剤を使用するため、薬剤を洗い流すためにシャンプーが必要ですが、カットはシャンプーがなくても可能です。

基本的には髪を濡らしてからカットする美容室が大半ですが、ドライの状態の髪をカットする美容室もあります。

ただし、大きくスタイルチェンジしたい場合、長さを大きく変えたい場合は濡らしてからカットした方が良いでしょう。

霧吹きで髪を濡らすことができるため

シャンプーなしで髪を濡らしたい場合、霧吹きで髪を濡らしてカットします。

霧吹きで髪を濡らすことができるため、シャンプーしなくてもスタイルチェンジや長さを大きく変えることも可能です。

理由があってシャンプーが出来ない方もいらっしゃるため

腰や首に痛みがあるためシャンプー台に寝るのが負担になる、シャンプーが苦手、などの理由でシャンプーなしを希望されるお客様もいらっしゃいます。

さまざまな理由で美容室でシャンプーが出来ない方もいらっしゃり、サロンではそのようなお客さまにも対応していますので、シャンプーなしでも問題ないのです。

家でシャンプーをしてから美容室に出掛けるのがおすすめ

美容室でのシャンプーが苦手、今回はシャンプーなしでカットしたい、という方は家でシャンプーをしてドライヤーでブローしてから美容室に行くと良いでしょう。

自宅でシャンプーをしてから来ていただくと美容師さんにとってもカットがしやすくなります。

もし、美容室の前にシャンプーができない、という場合にはブラシでブラッシングして髪についたホコリや絡まりを取ってから行くのがおすすめです。

もちろん前髪や襟足のみなどのポイントカットのみもOK

髪は1ヶ月で約1cm～1.5cmほど伸びると言われています。

前髪だけが気になる、襟足だけが気になる、刈り上げ部分だけが気になる、といった方はポイントカットのみでも大丈夫です。

多くの美容室では前髪や襟足のカット、梳くだけ、刈り上げのメンテナンスなどのポイントカットのメニューがあり、通常のカットより安い料金に設定しています。

伸びてきて気になっているけど、美容室に行くまではまだ期間がある、という方はポイントカットだけでも是非利用してみてくださいね。

メニューによって行く美容室を変える人もいる

人によってはメニューによって通う美容室を変えている方もいます。

例えば
カットはカットの上手いA美容室
カラーはカラーのもちが良いB美容室
というように使い分けているのです。

また、引っ越しなどの理由で前に行っていた美容室に通うことが難しくなり、時間のある時にはこれまで行っていたA美容室に行くが仕事やスケジュールの都合で行けない場合は近所のB美容室にいく、という方もいらっしゃいます。

その他、基本的には技術が気に入っているA美容室に通っているけど、ヘアセットはB美容室に行っている、という風に使い分けている方もいます。

結婚式やパーティーなどの時間と美容室の営業時間、サロンの場所などの関係で使い分けている方も多くいます。

このように、複数の美容室を使い分けている方も少なくありません。
ただ、複数の美容室に通うとその分時間がかかってしまうというデメリットもあります。
時間を有効に活用したい場合は1つの美容室でカットとカラーを一緒に施術した方が効率的です。

また、1つのサロンに絞ることでヘアスタイルに合ったカラーにする、逆にトレンドカラーに合ったカットをするなど、トータルでデザインしてもらえるというメリットもあります。

パーマとカラーは同日に施術できない

パーマとカラーは薬剤のほとんどが医薬部外品であり、医薬部外品の薬剤を組み合わせて同時施術することは薬事法で禁止されています。

中には医薬部外品ではない薬剤もあるため、必ずしも同時に施術できないという訳ではありませんが、髪に大きな負担をかけないためにも同じ日に施術するのは避けた方が良いでしょう。

パーマ・カラーが髪に与える影響

パーマとカラーはそれぞれ髪に負担をかけます。
髪の毛の形状、髪の色を変化させるために強い化学反応を起こすため、同時に行うとその分ダメージが大きくなってしまいます。

髪の毛のpHは元々弱酸性ですが、パーマやカラーで使用される薬剤の多くはアルカリ性の薬剤です。

アルカリ性の薬剤を使用すると髪のpHがアルカリ性に傾き、キューティクルが開いて髪の内部の栄養が流出しやすくなります。

パーマまたはカラーだけの施術でもそれなりの負担が髪にかかるのにこれを同時に施術すると髪の大きなダメージに繋がります。

パーマとカラーは何日あければ良いの?

パーマとカラーは一般的に3日程度～7日程度空けて施術を受けるのがおすすめです。

また、順番としては先にパーマを行った方が良いでしょう。
カラーを先にした場合、パーマの薬剤の影響によりカラーが色落ちしてしまうおそれがあるためです。

先にパーマをすればカラーをしても色落ちが起こりにくいですし、カラーをしてパーマが取れることはありません。

同じ日にパーマとカラーをしたい場合は相談を

2日に分けて施術する時間がないなど、カラーとパーマをどうしても1日で行いたい方は医薬部外品ではなく「化粧品」に分類されているパーマ剤を使うことでカラーと同時に施術することが可能です。

パーマとカラーを同時に行いたい場合は事前にサロンに問い合わせてみましょう。

美容室はカットのみでもOK!不安な場合は事前に問い合わせを

美容室はシャンプーなしのカットのみでも大丈夫です。
また、美容室をメニューごとに使い分けているお客さまも少なくありません。
メニューごとに複数の美容室に通うのも1つのやり方であると言えるでしょう。

もし、シャンプーなしでカットができるか不安な場合は予約の際に美容室に問い合わせておくと良いでしょう。