髪の毛のダメージケアや綺麗な髪を維持するために、美容室などで売っているサロン専売トリートメントを取り入れようと考えている方も、多いのではないでしょうか。

基本的にサロン用トリートメントは美容院で美容師さんに選んでもらうのが良いのですが、自分でも選びたい、という方のためにサロン専売トリートメントの選び方をご紹介します。

市販のトリートメントとサロン専売トリートメントの違いとは

シャンプーやトリートメントには市販の商品とサロン専売品の2種類があります。

市販のトリートメントは、ドラッグストアやスーパー、コスメショップなどで一般的に販売されているもので、幅広い人にとって使い心地が良いように開発されています。

一方、サロン専売トリートメントは、美容師がお客さまの髪の状態を見ながら使い分けることを前提としており、ヘアサロンや一部のコスメショップ、ネットで販売されています。

市販のトリートメントとサロントリートメントの大きな違いはその成分です。

サロンのトリートメントは栄養成分や補修成分の量が多く、お悩みに特化して作られています。
成分が濃い分、サロン専売トリートメントは価格も高めになっています。

トリートメントには洗い流すタイプと洗い流さないタイプがある

トリートメントには大きく分けると、洗い流すタイプのインバストリートメントと、洗い流さないタイプのアウトバストリートメントの2種類があります。

髪の状態やケアのしやすさによって使分けるのも良いですが、基本的には併用して使っていくのがおすすめです。

洗い流すトリートメント（インバストリートメント）

洗い流すタイプのトリートメントはシャンプーのあとに使用し、少し時間を置いて洗い流すタイプのすでに多くの方が使っているトリートメントです。

シャンプー直後の髪はキューティクルが開いています。
このタイミングでトリートメントを塗ることで髪へ補修成分や栄養分が浸透しやすく、乾燥や枝毛などのダメージに効果が期待出来ます。

洗い流さないトリートメント（アウトバストリートメント）

洗い流さないトリートメントはシャンプー後、タオルドライした髪にトリートメントを付け、ドライヤーで髪を乾かします。

アウトバストリートメントの効果にはさまざまありドライヤーやアイロンの熱から髪を守る効果、保湿、髪を補修する効果、髪の広がりを

抑えまとまりやすくする効果などがあります。
種類も豊富ですので、欲しい効果があるものを選ぶと良いでしょう。

ドライヤーで髪がパサつく方や洗い流すトリートメントに加えてさらにヘアケアをしたい方、スタイリング剤としてトリートメント効果のあるものを使いたい方におすすめです。

お悩み別サロン専売トリートメントの選び方

サロン専売トリートメントは、商品によって効果も大きく異なります。
市販品のように幅広い方に合うわけではないので、適したものを選ばないと失敗するリスクもあります。

例えば、保湿成分がしっかり入っていて髪のボリュームを抑えるタイプを、猫毛や髪の毛の細い方が使うとべったりとした感じになってしまった、などということが起こります。

自分のお悩みにぴったりと合ったトリートメントを選ぶことが大切です。

髪がパサパサしている方は保湿が大切

髪がパサついている方や枝毛や切れ毛が目立つ方は保湿力のあるトリートメントがおすすめです。

サロン用トリートメントを選ぶ際には

・加水分解コラーゲン
・グリセリン
・セラミド
・ヒアルロン酸
・ホホバ種子油
・アルガンオイル
・リピジュア

といったうるおい成分が配合されている商品から選ぶと良いでしょう。

髪の内部からうるおいを与えた方が効果があるため、洗い流すタイプのトリートメントから選ぶのがおすすめです。

カラーやパーマのダメージヘアには補修成分配合のタイプを

カラーやパーマ、縮毛矯正をしたばかりの髪や、カラーやパーマを繰り返してダメージを受けたヘアには補修力が高いトリートメントを選ぶと効果的です。

ダメージヘアは髪の外側を覆っているキューティクルが剥がれて乾燥したりざらついた状態になっています。

このような髪には

・アロエエキス
・CMADK
・加水分解ケラチン
・加水分解シルク
・ジラウロイルグルタミン酸リシンNa

などの成分が配合されているトリートメントで内部補修が可能な、洗い流すタイプのトリートメントから選ぶと良いでしょう。

髪が広がりやすい方はオイルタイプがおすすめ

髪が広がって困る、爆発しやすい、という方はオイルタイプのトリートメントがおすすめです。
乾燥を防ぎ、髪をまとめてくれる効果があります。

オイルタイプのトリートメントは洗い流さないトリートメントをタオルドライ後の髪に適量付け、ドライヤーで乾かすとドライヤーの熱から髪を守ってくれます。

スタイリング剤代わりに使うと流行の濡れ髪風のスタイルも手軽に作ることが可能です。

クセ毛の方は保湿を

クセ毛の方は保湿成分が含まれたトリートメントが効果的です。

洗い流すタイプのトリートメントよりも、髪の表面をコーティングする洗い流さないタイプのオイル系のトリートメントを使うと、うねりを抑えて髪をまとめてくれます。

抜け毛が心配な方はスカルプケアができるタイプを

抜け毛が気になる、最近髪が細くなってきた、という場合には頭皮ケアができるトリートメントを取り入れると良いでしょう。

頭皮環境をトリートメントで整えることで、頭皮の乾燥や皮脂の過剰分泌を防ぎ、頭皮を健康にすることで髪も健康な状態へと導きます。
頭皮用の美容液やトリートメントを使用する際は頭皮マッサージも併用して行うと効果的です。

ダメージがひどい場合は美容室での集中ケアをする

カラーリングやパーマを繰り返すなど、ダメージが大きい場合は、美容室で集中トリートメントをするのがおすすめです。

美容室のトリートメントは、複数のトリートメントを重ね付けして補修成分や栄養分をたっぷりと髪に与えるだけでなく、美容室では髪の傷みの状態を見て、最も適しているトリートメント剤を選んで使ってくれます。

ダメージが気になる方は、美容室で集中ケアをし、ホームケアも並行して行っていくと効果的です。

トリートメントは美容師に相談して選んでもらうのがおすすめ

トリートメントにはさまざまな成分が配合されています。
自分にぴったりのトリートメントを選ぶには、美容師さんに髪の状態を見てもらい、普段のケアの方法を話したうえで選んでもらうのがおすすめです。

自宅でのトリートメント方法も美容師さんに聞くと効果的なやり方をアドバイスしてもらえますよ。