美容室でトリートメントをするとうるおいのあるツヤツヤの髪を実感することができます。
しかし、美容室のトリートメントに興味はあるけど、実際どれくらい効果が持続するの？と疑問を持たれている方もいらっしゃるでしょう。

この記事ではサロントリートメントの効果の持続期間や効果を持続するためのコツをご紹介します。

サロントリートメントの持続期間はどれくらい？

美容室のトリートメントの持続期間はトリートメントの種類と髪のダメージ具合によって変わりますが、一般的には約3週間～1ヶ月程度持つと言われています。

ハイダメージを受けている髪の場合は1～2週間で効果が薄れてしまうこともあります。
逆にダメージを受けている髪でも定期的にサロントリートメントをすることで、持続期間が徐々に長くなっていきます。

したがって、髪の傷みが強い方は、まずは2週間おきに集中ケアを行い、髪の状態が落ち着いてきたら少しずつ間隔を開けて、1ヶ月おきに定期的にメンテナンスをしていくのが良いでしょう。

サロントリートメントの効果

サロントリートメントには「毛髪補修効果」と「ダメージ予防効果」があります。

毛髪補修効果

毛髪補修効果とは髪の内部に栄養成分とうるおいを浸透させ、髪の内側からダメージヘアを補修する効果です。

ダメージ予防効果

サロントリートメントは髪の表面をコーティングしキューティクルを整え、パサついた髪を手触りの良い滑らかな髪にします。
トリートメントでコーティングすることにより、ドライヤーやアイロンなどの熱から髪を守る効果もあり、ダメージを予防します。

髪を補修しつつ新たなダメージから髪を守るのがトリートメントの効果です。

サロントリートメントと市販のトリートメントの違い

サロントリートメントと市販のトリートメントには大きな違いがあります。

サロントリートメントは1回のトリートメントで何種類ものトリートメントを使い、栄養分を重ねていきます。
栄養効果が高いため、ダメージを補修しつつ髪に栄養を与える効果が市販のトリートメントよりも高いという特徴があります。

また、トリートメントの種類によりますが、ミストなどのトリートメントの効果を促進する機器を使い、栄養成分を効率的に髪へ与える施術を行います。

自宅ではなかなかできない施術でより高い効果を実感できるのがサロントリートメントです。

普段の自宅のトリートメントに加えてサロンでスペシャルケアをすることで、美しい髪を維持する効果が期待できます。

サロントリートメントの効果を長持ちさせるコツ

サロントリートメントの効果を長持ちさせるには日々のホームケアの方法がポイントとなります。
毎日のホームケアを気を付けるだけで、トリートメントのもちがグンとアップしますのでぜひ試してみてください。

髪と頭皮に優しいシャンプーを使う

美容室のトリートメントを長持ちさせるには毎日使うシャンプー選びが非常に重要です。

一般的に販売されている市販品のシャンプーは、石油系界面活性剤を使用しており洗浄成分が強い為、汚れと一緒にトリートメントを落としてしまうことがあります。

もし、現在石油系シャンプーを使用している場合、サロン専売品の「アミノ酸系シャンプー」の使用をおすすめします。

アミノ酸系シャンプーは石油系シャンプーよりも値段が高いですが、洗浄成分が優しくせっかくのサロントリートメントを洗い流してしまう心配がありません。
頭皮や髪に優しいので頭皮トラブルや髪の傷みを防ぐことができるだけでなく、ヘアカラーの持ちも良くなります。

最近ではドラッグストアやバラエティストアにもアミノ酸系シャンプーが増えていますが、どれを選んだら良いのか分からないという場合は、ヘアサロンでスタイリストさんにアドバイスしてもらうと良いでしょう。

アウトバストリートメントを使う

サロントリートメントの効果を長持ちさせるには、洗い流さないトリートメント（アウトバストリートメント）を活用すると効果的です。

アウトバストリートメントは髪質に合わせたものを選ぶことで、トリートメントの持続期間が大きく変わりますので、以下でご紹介するタイプ別のおすすめトリートメントを参考に選んでみると、よりきれいな髪を維持することができます。

【細毛の方はオイルタイプがおすすめ】

髪が細い方はオイルタイプを使うことでトリートメントが長持ちします。
オイルは髪の表面に油分を与えるため、保湿力アップと摩擦の軽減効果があります。

細い髪の毛は絡まりやすく、その摩擦でキューティクルにダメージを引き起こしやすい傾向があります。
オイルで摩擦の刺激を緩和することでトリートメントの持続効果もアップします。

【乾燥毛、くせ毛、広がりやすい髪にはクリームタイプを】

オイルトリートメントは髪の表面を保湿することはできますが、毛髪内部の保湿が難しいため、髪が特に乾燥している場合には保湿力の高いクリームタイプがおすすめです。

【ミストタイプを併用すると効果的】

ミストタイプはヒアルロン酸やPPTなどのたんぱく質といった栄養成分が配合されています。
ただし、ミスト単体ではトリートメント効果が薄いため、オイルやクリームと併用して使うと効果的です。

シャンプー後のドライヤーの使い方にも注意する

トリートメントを持続させるためにはシャンプー後のドライヤーも重要です。

シャンプー後タオルドライした髪にアウトバストリートメントを付け、ドライヤーの強温風で根元から乾かします。
毛先から乾かすと髪が乾燥し過ぎてしまいますので注意が必要です。

強温風で8割程度乾かしたら、弱温風でブローし、最後に冷風で全体に風を当てて完了です。

トリートメントは髪が傷まないようにケアをすることが大切

サロントリートメントの持続期間やトリートメントの効果をより持続させる方法をご紹介しました。

トリートメントは髪が傷んでからするのでは効果を実感するまでに時間がかかってしまいます。
したがってトリートメントは髪が傷む前にダメージから髪を守る目的で行うとより効果的です。

特にカラーリングやパーマの施術をするときに同時に、トリートメントをすると髪をダメージから守ることができますので、美容師さんと相談しながら施術すると美髪を維持しやすくなりますよ。