美容室でいつものメニューを受ける場合は大体の所要時間が読めますが、初めてのメニューの場合、時間が読めずにそのあとの予定が立てにくい、という方もいらっしゃるでしょう。

このページでは、美容室のメニューごとの所要時間の目安をご紹介します。

カット　約60分

シャンプー・ブロー込みのカットの施術時間は平均60分です。

シャンプー・ブローなしの場合やポイントカットの場合は施術時間はさらに短くなります。
また、大幅なスタイルチェンジの場合、60分以上かかる場合もあります。

カラー　60～90分

カラーリングは放置時間により時間が変わる

カラーリングは全体を染めるか、根元だけのリタッチかで所要時間が変わります。
リタッチだけの場合、は60分で終わる場合もあります。

毛先まで全体を染める場合、カラー剤をきれいに発色させるため、放置時間を長めに取ります。
その分、リタッチよりも時間がかかります。
また、白髪染めの場合はおしゃれ染めよりも10分程度定着させる時間が長くなります。

カラーリングの種類別適正放置時間

ヘアカラーの適正放置時間はブランドにより異なりますが15～30分が一般的です。
適正時間を過ぎるとカラーの発色が弱くなるだけでなく、髪のダメージにも繋がるため注意が必要です。

カラーリングの種類別の適正放置時間は以下となります。

・おしゃれ染め…20～30分
・リタッチ染め…15～25分
・白髪染め…25～30分
・ヘアマニキュア…加温：10～15分、常温15～20分
・ブリーチ…5～30分

デザインによっても放置時間は異なる

おしゃれ染めの場合、薬剤の種類によっても放置時間は変わりますが、カラーの色味によっても変わります。

赤、ピンク、オレンジなどの暖色系は長めの放置時間、アッシュ、マット、オリーブ、ブルーなどの寒色系のカラーは短めの放置時間となります。

ブリーチも髪質やデザインにより放置時間は大きく異なります。
ハイブリーチをする場合や色が抜けにくい髪質の場合、30分過ぎたら一度洗い流し、再塗布します。

カット+カラーの場合はプラス30分程度かかりますので、所要時間90～120分と考えておくと良いでしょう。

パーマ　60～90分

パーマは髪の毛の結合を切断し、ロッドを巻いて再結合させます。
パーマがかかりにくいとき以外は基本的に温めたりすることなく、薬剤の力のみで髪の毛にカールを付けていきます。

所要時間は約60～90分ですが、パーマのかかりやすさなども影響します。

また、スパイラルパーマやツイストパーマなどはさらに時間がかかると考えておいた方が良いでしょう。

パーマはカットと組み合わせてスタイルを作るのが一般的ですが、カット+パーマの所要時間は約90～120分となります。

デジタルパーマ　約120～150分

デジタルパーマはパーマの工程に熱を加えていく工程がプラスされます。
電気で熱を伝えるデジタルパーマ専用のロッドを使用して髪の毛に熱を加え、結合をよりしっかりとさせることができます。

パーマに熱処理の工程がプラスされるため、通常のパーマよりも30分長くかかると考えておくと良いでしょう。

デジタルパーマは普通のパーマに比べて施術時間はかかりますが、形状記憶力が良いため普通のパーマの1.5～2倍の持続力があります。
薬剤や髪のクセにもよりますが、通常4～5カ月は持ち、長い方は半年から1年くらいカールが残ります。
また、薬剤にトリートメント混ぜて施術することができますので、髪へのダメージを抑えながら施術することが可能です。

縮毛矯正　約120～150分

縮毛矯正は美容室の施術の中でも特に時間がかかるメニューです。
また、髪の長さにより施術時間が変わってきます。

縮毛矯正ではアイロンの熱で髪をストレートにしていきますが、アイロンを当てる前に髪を乾かす必要があります。
髪を乾かす作業が加わる上、ロングヘアは乾くまでに時間がかかりますので、髪の毛の長い方は180分ほどかかる場合もあります。

トリートメント　15～30分

トリートメントやヘッドスパは内容により所要時間に幅があります。
15分程度のトリートメントもあれば、長いものは60分近くかかるものもあります。

サロンによって導入しているトリートメントが異なりますので、所要時間は事前に確認しておいた方が安心です。

サロンのあとに予定がある場合

サロンのあとに予定がある場合は、カウンセリングの際に告げておきましょう。

予定があると告げておけば時間までに施術が終わるようにしてくれますし、TPOに合わせたヘアスタイルにセットしてくれます。

美容室で「このあと予定あるんですか?」と聞かれた経験がある方は多いかと思います。
実はこの質問、このあとの予定に合わせてセットの仕方を変えたり、施術の時間を調節するための美容師さんにとっては大切な質問です。

でも、必ずしも聞かれるとは限りませんので、カウンセリングの時点でそのあとの予定を伝えておくようにしましょう。

遅刻しそうになった場合は

美容室の予約時間に遅刻しそうになった場合は分かった時点で早めに連絡するようにしましょう。
施術の内容や美容室のそのあとの予約状況によっては施術ができない場合もあります。

お店に到着してから施術ができないことが判明しては残念ですので、遅刻しそうになったことが分かったら早めに連絡を入れ、どれくらい遅れそうな見込みかを告げるようにすると安心です。

初めてのサロンは予約の10分前に行く

初めて行くサロンの場合は、予約時間の10分前に到着するように行きましょう。
初回はカルテを記入したり、カウンセリングを長めに行います。

2回目以降の施術よりも丁寧なカウンセリングを行いますので、早めに行った方がスムーズです。

当日は余裕を持って行く

美容室の施術でかかる時間をご紹介しました。

施術時間は、使用する薬剤やヘアスタイル、髪質により異なります。
ご紹介した施術時間はあくまでも目安として参考にしていただき、実際の所要時間の目安は美容室に問い合わせたり、カウンセリングを受けたうえで聞いておくと良いでしょう。

また、当日の混雑具合では予定よりも遅くなってしまう場合もありますので、サロン帰りに予定がある場合は担当スタイリストにあらかじめ予定がある旨を伝えておいたり、余裕を持って予約をしておくと安心です。