デザインカットとは?失敗しにくい美容室でのオーダーの仕方
美容室のメニューで「デザインカット」というものを見たことがある方は多いかと思いますが、「デザインカット」とは一体どのようなカットでしょうか。
普通の「カット」とは何が違うのでしょうか。
このページではデザインカットとはどのようなメニューか、美容院での失敗しにくいオーダーの仕方をご紹介します。
デザインカットとは
デザインカットとは普通のカットのことです。
スタイリストはお客さまの要望をお聞きし、希望を取り入れつつトレンドを押さえたデザインで、さらに自分で再現しやすく、お手入れもしやすいスタイルにカットします。
お悩みをお聞きし、骨格の特徴をカバーするヘアスタイルを提案することもあります。
最近ではデザインカットもサロンによってさまざまなメニューに細分化されており、
・似合わせカット
・骨格矯正カット
・フォルムカット
・パーソナルカット
・トレンドカット
などがあります。
注意点は「カット」と「デザインカット」とメニューが分かれているサロンがある点です。
特殊な技術を使うカットを「デザインカット」というメニューとして設定して「カット」とは料金を別にしている美容室が稀にあります。
心配な場合は事前に美容室に確認しておくと安心です。
また、サロンによっては「ディレクターズカット」や「トップスタイリストカット」など、スタイリストのランク名をメ
ニューに付けている場合もあります。
これもすべてデザインカットで、スタイリストのランクにより料金を分ける意味で使用されています。
デザインカットの成り立ち
美容室のデザインカットの意味が分かったところでもう少し深堀りして、現代のヘアカットの技法の成り立ちを少し見ていきたいと思います。
現代カットの技法の基礎となった「サスーン・カット」
1950年代に考案された「サスーン・カット」は、現在の理美容師の基本技術となっています。
髪の毛を切るときにいくつかにブロッキングし、それぞれのブロックの毛を人差し指と中指の間に1cmほどの厚みで引き出してからカットする方法で、髪が傷まずまとまりやすいのが特徴です。
サスーン・カットでは「ウォッシュ&ゴー」という洗いっぱなしで形になるスタイルによりヘアスタイルに革新をもたらしました。
それまで、女性は美容室へ行き、美容師にヘアセットをしてもらってから外出する時代でした。
それを毎回美容室に行かなくても自宅で自分でシャンプーをしてスタイリングできるようにしたのがウォッシュ&ゴーのスタイルを作るサスーン・カットです。
つまり、現在のデザインカットの原型はサスーン・カットの技法を使っているのです。
さらに日本人に合わせたデザインカットが開発されている
カットの技法はサスーン・カットのほかに、フレンチカット(エフィラージュカット)、レザーカットなどがありますが、日本のデザインカットはこれらの技法から派生して日本人の骨格や髪質に似合うようなカット技術に進化していると言われています。
具体的には
・指を曲げて扇状にカットすることで硬い髪の毛を柔らかく見せる
・ジグザグにカットして柔らかく見せる
・ブロッキングを日本人向けに奥行きを出したり骨格を矯正できるようにアレンジしている
・ドライカットで髪質や生え癖を改善
・毛量を減らすときのハサミの入れ方を工夫
などです。
このように、日本人の髪質や骨格に合わせてデザインカットも進化しています。
美容室でヘアスタイルをオーダーするコツ
美容室でうまく要望が伝わらず思い通りのヘアスタイルにならなかったという経験はありませんか?
自分のイメージを上手に伝えるにはいくつかのポイントがあります。
ここではカットのオーダーのコツをご紹介します。
希望の髪の長さと雰囲気を伝える
ヘアスタイルのオーダーで大切なのが「髪の長さ」と「なりたい雰囲気」です。
美容室に行く前に大体でも良いのでこれは決めておくと大失敗を防ぐことができます。
美容室の予約日が近づいたらヘアカタログをチェックしてどのような雰囲気にしたいか考えておくと安心です。
雰囲気は画像があると伝わりやすい
雰囲気やニュアンスを口頭で伝えるのは難しいですよね。
その場合、写真があると美容師さんに伝わりやすく、行き違いを防ぐことができます。
スタイリストとしても画像があると分かりやすくありがたいのでオーダー時に遠慮せずに見せることをおすすめします。
このとき、画像が3枚程度あるとより雰囲気や好みが伝わりやすいのでおすすめです。
3枚の画像に一見共通点がないかな、と思ってもその中から共通点を見つけて好みのスタイルをデザインしてもらえたり、美容師さんと相談してデザインを決めていくことができますので、「このスタイルが素敵だな」「長さは違うけどこのようなニュアンスで」と思った画像は持って行くと良いですよ。
普段のスタイリングの方法を伝える
ヘアスタイルの失敗の1つに「美容室では綺麗にセットしてもらったけど、自分でうまくセットできずに困った」というものです。
この失敗を防ぐためには普段のセット方法を伝えておきましょう。
ブローで仕上げているのか、ヘアアイロンで巻いているのか、カーラーを使っているのか、などを伝えておくと自分でセットしやすいようにカットしてもらえます。
また、セットの方法のコツを教えてくれたりもしますので、遠慮なく質問して教えてもらいましょう。
これはやめてほしいということを伝える
希望のスタイルを伝えると同時にこれはやめてほしいという点も伝えるようにしましょう。
重さを取ってほしいが梳きすぎないでほしい、肩で髪がはねたくない、短くし過ぎないでほしい、など、NGポイントを伝えておくと失敗を防ぐことができます。
こういう髪型にして失敗して大変だった、という経験がある場合は伝えておくと良いでしょう。
美容師さんと相談して理想のヘアスタイルに仕上げましょう
美容室のカットは基本的にデザインカットとなり、お客さまの要望や雰囲気、骨格などに合わせてヘアスタイルを作っています。
希望のヘアスタイルにするには、美容師さんに希望をしっかり伝え、相談して決めていくとイメージしたヘアスタイルに近づきやすくなります。
写真を活用したり、普段のセット方法を伝えると思い通りの髪型にカットしてもらいやすくなりますよ。
石川県野々市市、金沢市周辺の美容室 Mazim(マジム)
Mazim(マジム)
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