最近のカラーリングのトレンドとなっているグラデーションカラー。
美容室でも人気で、オーダーの多いカラーです。

気になっているけど、実際にどのようなカラーなのか分からないという方も多いかと思います。

この記事では、グラデーションカラーとはどのようなカラーなのかについて解説します。

グラデーションカラーとは

グラデーションカラーは、カラーリングの技術によって根元から毛先まで色のグラデーションを作っていくカラーリングのことです。

グラデーションカラーでは、一般的には髪の根元は暗め、毛先に向かって徐々に明るくしていきます。

カラーは毛先をブリーチして派手なカラーにしたり、自然なブラウン系のカラーで毛先に向かってさりげないグラデーションを入れて海外女子風の雰囲気を演出したり、さまざまなデザインがあります。

グラデーションカラーのメリット

ヘアスタイルに立体感が生まれる

グラデーションカラーはワンカラーにするよりもヘアスタイルに立体感が生まれます。
ストレートのままのときとアイロンで巻いたときとでは違ったニュアンスがあり、グラデーションを活かしたヘアアレンジを楽しむことができます。

明るいカラーに挑戦しやすい

明るめのカラーや派手髪に挑戦したいけど、なかなか一歩踏み出せないという方や、さりげなくハイカラーにチャレンジしたいという方は、グラデーションにすると違和感を覚えることなく、明るい色にチャレンジすることができます。

もちろん、派手髪にしない暗めの同系色の濃淡で作るグラデーションもあります。

髪が伸びてきても根元が目立ちにくい

グラデーションは一般的に根元を暗く、毛先に向かって明るくしていきますので、髪が伸びても根元が目立ちにくく、髪が伸びてきても根元が目立ちにくいというメリットがあります。

ワンカラーよりも長持ちするため、毎月美容室に行けないという方にも向いています。

グラデーションカラーのデメリット

毛先がダメージを受けやすい

グラデーションカラーは毛先にブリーチを施すことがあります。
特にハイトーンのグラデーションをしたい場合はブリーチが必要です。

美容室ではできるだけダメージを抑えて施術しようと努めていますが、ブリーチは強い薬剤を使うため、どうしても髪にダメージを与えてしまいます。

カラーのあとはヘアケアをしっかりと行うこと、グラデーションカラーの前にカウンセリングで美容師さんに髪の状態を見てもらってから判断することをおすすめします。

短いヘアスタイルでは難しいことがある

グラデーションカラーは色の変化を作るデザインです、
ショートヘアやボブヘアでもグラデーションカラーは可能ですが、思うようなグラデーションを出すのはむずかしい場合もあります。

ただし、グラデーションの出し方やニュアンスの出し方はさまざまですので、まずは美容師さんに相談してみると良いでしょう。

色落ちする可能性

グラデーションカラーをはじめとした派手髪の場合、色落ちで悩む方も多くいらっしゃいます。
特にブリーチをして色を入れた場合は通常のヘアカラーに比べて色落ちが早くなる傾向があります。

色落ちを防ぐためには日々のヘアケアを気を付けたり、色落ちも計算に入れて色を入れるなどの対策があります。

色落ちを防ぐ方法は下の項でご紹介していますので、気になる方は参考にしてみてください。

料金が高い

グラデーションカラーにするときは、ブリーチのありなしに関わらず通常のワンカラーよりも美容室の施術料金が高くなる傾向があります。

料金は美容室やデザインにより異なります。
施術価格がどれくらいになりそうか心配な場合は、事前に美容室に問い合わせおくと良いでしょう。

グラデーションカラーのオーダーの仕方

グラデーションカラーはうまく伝えないとイメージと違う仕上がりになってしまうことがあります。
よくある失敗例としては、色味が分からない、暗すぎた、色のニュアンスが違う、などです。

色のニュアンスを美容師さんに分かりやすく伝えるには、画像で見せることがポイントです。

画像は3枚程度用意しておくとより伝わりやすいため、希望のヘアスタイルと併せて画像を用意しておくと良いでしょう。
また、何かイベントを控えていたり、テーマのあるヘアスタイルの場合は伝えた方が美容師さんからアドバイスをもらいやすくなります。

また、褪色するとどうなっていくかも美容師さんから説明を受けておくと、時間の経過と共にどのように変化していくかイメージしやすく、それを踏まえたうえで、濃い目に入れるなどの対策をすることもできます。

グラデーションカラーを色落ちさせないためのコツ

グラデーションカラーは色によっては色落ちしやすいという面もあります。

せっかく美容室でグラデーションカラーをしたのにすぐに色落ちしてしまっては残念ですよね。
美容室での施術後は以下の点に注意すると持ちを良くすることができます。

美容室に行った日はシャンプーはお休みする

カラーリングの薬剤は定着するまでに24～48時間かかります。

そのため、カラーリングをしたその日はシャンプーはお休みするのが色持ちを良くするコツの1つです。
できれば翌日まではシャンプーを控えた方が良いですが、夏場など汗が気になる場合はシャンプーを使わず、お湯だけで髪の毛を洗う方法も効果的です。

シャンプーは適温で

シャンプーをするときのお湯の温度は要注意です。

40℃以上の熱すぎるお湯は髪の毛にダメージを与えやすく、色落ちの原因となります。

シャンプーのお湯の適温は38℃です。
熱いお湯で洗っている方は温度を見直してみましょう。

髪が濡れた状態で放置しない

髪が濡れた状態で放置していると、髪から水分や栄養が流出しやすくなり、美髪の為にも良くありません。
濡れた髪はキューティクルが開いている状態なので、そこから水分や栄養だけでなく、カラーリングの色素も流出してしまいます。

シャンプーのあとはすぐにドライヤーでしっかりと髪を乾かすことが大切です。
さらに、ドライヤーの熱から髪を守ってくれる効果のあるアウトバストリートメントを活用するのがおすすめです。

ヘアアイロンはなるべく控える

ヘアアイロンの高温は髪の毛にダメージを与えやすく、ヘアカラーの色落ちの原因となります。

とはいえ、せっかくのグラデーションカラー。
アイロンで巻いて動きを付けたいという方もいらっしゃるでしょう。

アイロンを使うときは同じ場所を何回もアイロンで巻くのではなく、同じ場所は1回でサッと巻くようにするとダメージを抑えることができます。

また、毎日アイロンで巻くのではなく、2～3日に1回など、頻度を落とすと良いでしょう。

グラデーションカラーは今トレンドのカラー

グラデーションカラーは今、美容室でも人気のトレンドカラーです。

派手なカラーだけでなく、ニュアンスでグラデーションを入れるだけでヘアスタイルに立体感が生まれたり、アレンジで表情が加わったりと、今の旬のヘアデザインとなります。

グラデーションカラーが気になる方は、美容室でカウンセリングの際などに美容師さんに相談してみることをおすすめします。