髪をツヤツヤ、サラサラに保つために欠かせないケアの一つが自宅でのトリートメントです。

自宅でのトリートメントはやり方次第で効果が大きく変わります。
今回は、自宅トリートメントの持続期間と正しいトリートメントの方法、美容室のトリートメントとの違いについてご紹介します。

 

自宅トリートメントのもちはどれくらい?

自宅で利用するトリートメントのもちは基本的に1日で、シャンプーをするとトリートメント成分が落ちてしまいます。

そのため、シャンプーのあと毎日トリートメントをする必要があります。
あくまでも自宅トリートメントは1日の間ダメージをケアするとともにダメージ要因から髪を保護するものと考えておくと良いでしょう。

なお、市販のトリートメントのなかには効果が1週間程度続くものもあります。
その場合はトリートメントのパッケージ書かれている頻度で使っていくようにしましょう。

 

自宅トリートメントの正しいやり方

自宅トリートメントの効果を最大限に発揮させるためには正しいやり方でトリートメントをすることが大切です。

普段、シャンプーのあとにサッとトリートメントを塗って流してしまう、という方はぜひ以下でご紹介するやり方を参考にして実践してみてください。

 

STEP1 シャンプーのあと水気を切る

シャンプーのあと、水気を切ります。
このとき、髪の毛が擦れないよう、いくつかの毛束に分けて髪の毛を両手で挟むようにして水気を切るようにしましょう。

 

STEP2 トリートメントを手にとる

トリートメントを手に取ります。
目安はさくらんぼ大ですが、トリートメントのパッケージに書かれている量を使うようにしましょう。

 

STEP3 トリートメントを髪につける

まず、髪の中間から毛先にかけてトリートメントをつけます。
その後、手ぐしを通すように徐々に上に指を動かしながらトリートメントをつけていきます。

トリートメントは頭皮につかないように注意しましょう。

 

STEP4 コーミング

トリートメント専用の目の粗いクシ（コーム）を使って梳かします。
このひと手間を加えるだけでトリートメントの効果がアップします。

手ぐしでも馴染みますが、コームを使った方がしっかりと髪にトリートメントの成分を馴染ませることができますので、できるだけコームを使いましょう。

 

STEP5 蒸しタオル

お湯でタオルを濡らして絞って作った蒸しタオルで髪を包み、3～5分放置します。

熱でキューティクルが開いているところにトリートメントが浸透しやすくするため、タオルの上からシャワーキャップをかぶると保温できてより効果的です。

 

STEP6 洗い流す

トリートメントを洗い流します。
完全に洗い流してしまうと効果が薄れてしまいますので、流し過ぎには要注意です。

頭皮についたトリートメントが完全に洗い流せた状態ですすぎをやめると、毛先はしっとりしたちょうど良い状態になります。

 

自宅トリートメントの注意点

自宅ケアでトリートメントをするうえで、いくつかの注意点があります。
正しい知識を持つことで美髪のもちも良くなり、髪へのダメージも防げます。

 

コンディショナーのあとにトリートメントをする

シャンプーのあと、コンディショナーをし、そのあとにトリートしている、という方が多くいます。
しかし、これはコンディショナーで髪をコーティングしてしまったあとにトリートメントをつけているためあまり意味がありません。

正しい順番は、シャンプー→トリートメントの順で、トリートメントをした場合はコンディショナーはしなくも問題ありません。

 

アウトバストリートメントをつけていれば髪は傷まないと思っている

洗い流さないタイプのアウトバストリートメントは、ドライヤーの熱や紫外線、空気中のホコリなどから髪を守る効果がメインであり、基本的にダメージヘアの補修はしません。

そのため、お風呂でトリートメントをしなければダメージ補修効果は得られません。

 

トリートメントのやりすぎ、多くつけすぎてしまう

トリートメントは髪を美しくする効果があるからと言ってやりすぎやつけすぎはあまりよくありません。
トリートメントに含まれるシリコンがつきすぎると、髪の状態によってはベタベタになったり、かえってゴワゴワしてしまう場合もあります。

トリートメントの頻度や髪につける量はパッケージに記載されている内容を守りましょう。

 

美容室のトリートメントのもち

美容室のトリートメントのもち期間は、髪のダメージ具合や髪質によりますが、3か月～1か月程度となります。

ブリーチなどでハイダメージを受けている髪の場合はもちが1～2週間程度しかない場合があります。
そのため、ダメージがひどい間は美容室で集中的にケアを行い、トリートメントのもちが良くなってきたら少しずつ間隔を空けていきます。

また、髪の状態が良い場合は1か月以上良い状態をキープできることもありますので美容室のトリートメントも髪の状態に合わせて頻度を決めます。

 

美容室のトリートメントの効果

毛髪補修効果

髪の内部に栄養とうるおいを浸透させ、ダメージを内側から補修します。
傷んだ髪にあるダメージホールに分子が入り込み、髪を補修します。

 

ダメージ予防効果

表面をトリートメント成分でコーティングし、キューティクルを整え、パサつきやざらつきのある髪を手触りの良いサラサラの髪にします。

トリートメントでコーティングすることによって、ドライヤーやアイロンの熱や摩擦から髪を守る効果があります。

 

美容室のトリートメントがおすすめの人

美容室のトリートメントがおすすめなのは以下に当てはまる方です。

・カラーリングをしている人
・パーマをしている人
・カラーリングの色もちを良くしたい人
・髪がざらつく、ゴワゴワしている人
・パサつきが気になる人
・髪を美しく保ちたい人
・枝毛を予防したい人
・ドライヤーやアイロンの熱から髪を守りたい人

美容室のカラーリングやパーマはアルカリ性の薬剤を使うため、髪や頭皮に刺激を与えます。

サロントリートメントをすると髪を本来の弱酸性に保つことができますので、カラーやパーマの施術を受けた日は同時にトリートメントを受けるとダメージを最小限にできるため、おすすめです。

 

自宅ケアとサロンのスペシャルケアを継続すると効果的

自宅トリートメントとサロントリートメントのもちや自宅トリートメントのやり方などについてご紹介しました。

自宅での日常的なケアにプラスしてサロントリートメントでスペシャルケアをするとカラーのもちが良くなったり、髪がツヤツヤ、サラサラの状態を保てます。

特に美容室でカラーやパーマの施術を受けたときはトリートメントを受けると効果的です。